青いココロ


生きることとは、とか…

自分は、とか…



いつもどっかで軽く考えていた気がする。


淋しいなんて感情も、ワイワイ騒げる奴らはたくさんいるつもりだし、


愛とか友情とかいうものだって、何となくでしか捉えていない。


というか、そんなに気にしたことがない。


そりゃ普通に俺にだってキライなもんだって、悲しいって感情もある。


嘘も嫌いだし?

綺麗事ってやつもあんま好きじゃない。



だけど、こんなふうにいろいろ深く捉えるなんてしたことがない。



そういや、前に書いていた。


『楽しい瞬間は過ぎ去ることを知っているから、辛くなる。

終わったときのことをついつい考えてしまうんだ。』


そんな内容だった。


今楽しければそれでヨシ!的な生き方を

真逆の生き方を

している俺は、その時も驚いてたっけ。



「自分が嫌い………かぁ。」


そう呟いて天井を見上げてみた。







やっぱり………わからない。





これを書いてるのはどんな奴なんだろう。



わかっていることは“クローバー”というネームと“女”ということだけ。


年齢も、もちろん本名もわからない。


彼女にとってこの世界はどんな色をしているんだろう………?



ちなみに俺なら



真っ白!



そう答えるかな。


だって、

色をつけるのは俺自身だから。




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