好きになれとは言ってない
「まあ、別に、兄貴のものには興味ないけど」
と言う真尋に、
「お前は決まった相手は居るのか」
と訊くと、真尋は、んー、と少し考え、
「ま、決まった相手は居ないかな」
と言う。
……決まってない複数は居るのだろう。
こいつ、いつまでフラフラしてるつもりなんだろうな、とちょっと心配になり、つい、
「お前、コンパに来るか」
と訊いていた。
「なんでコンパ。
っていうか、兄貴の仕切り?
珍しいね」
「いや、古賀遥主催だ」
「あの子、コンパとか仕切りそうにないんだけど」
と意外そうに言うので、
「俺が頼んだ」
と言うと、
「……なんで彼女に主催させるの」
と言ってきた。
だから彼女じゃない、と思いながらも、何故か、再びそれを口に出す気にはならず、リストラの関係でコンパをすることにした、と言うと、
「ふうん。
いいの? それ、僕が行っても。
ごっそり女の子連れて帰ってもオッケー?」
と言ってくる。
と言う真尋に、
「お前は決まった相手は居るのか」
と訊くと、真尋は、んー、と少し考え、
「ま、決まった相手は居ないかな」
と言う。
……決まってない複数は居るのだろう。
こいつ、いつまでフラフラしてるつもりなんだろうな、とちょっと心配になり、つい、
「お前、コンパに来るか」
と訊いていた。
「なんでコンパ。
っていうか、兄貴の仕切り?
珍しいね」
「いや、古賀遥主催だ」
「あの子、コンパとか仕切りそうにないんだけど」
と意外そうに言うので、
「俺が頼んだ」
と言うと、
「……なんで彼女に主催させるの」
と言ってきた。
だから彼女じゃない、と思いながらも、何故か、再びそれを口に出す気にはならず、リストラの関係でコンパをすることにした、と言うと、
「ふうん。
いいの? それ、僕が行っても。
ごっそり女の子連れて帰ってもオッケー?」
と言ってくる。