好きになれとは言ってない
 答える間もなく、ドアが開く。

「航さん、送っていくわよ。
 代行が来たから……

 あら、お邪魔した?」
と姉が覗いた。

 航は遥から手を離してしまう。

 姉ーっ!
と思いながら、遥はその場に座り込みそうになった。





< 439 / 479 >

この作品をシェア

pagetop