【短】幼なじみに手紙を。~大好きなあなたへ~





「ガンちゃんっ!!……ギャッ」


思いっ切り扉を開けると上半身裸のガンちゃんがいて、慌てて閉めた。




おっとー……うわぁ、見ちゃったっ。

久しぶりのガンちゃんのはだ……ってなにを言ってるんだ私は!



熱くなった顔を冷ましてから、ノックをした。


中から「ん」とOKの合図を受けたのでそろそろと顔だけを出した。





「……何してんの、入れば?」

「え、う、あ……うん」


どうしよう。なんか変に意識しすぎて、心臓がっ。



グレーのパーカーにスウェット姿のガンちゃん。

いつもと変わらない格好なんだけど、なぜかかっこよく見えるんですけど?

久しぶりに見たから?



あー、私もう重症だ。心臓やばいし、ガンちゃんが好きすぎて、どうにかなりそうだよ……。






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