少女は仮面をつける
プロローグ


『あんたを生むじゃ無かった』

ごめんなさい…いい子にいるから。
だから、捨てないで…お母さん



『知ってる?あの子ってさ男遊び、はげしいんだって』
『うわぁ~。最低っ!近づきたくないわ~』

私、してないのに
なんで?どうして、皆は噂を信じるの?



『大丈夫。僕がいるよ』

嬉しかった。
そう言ってくれるのはお兄ちゃんだけだった。
…なのに、呆気なく裏切られた



みんな、どうして信じてくれないの?
私は何もしてない
好きな人を奪ったとか言ってるけど、私はそんな事はしないよ?


…お兄ちゃん、どうして?
僕がいるよって言ってくれたじゃん
なのに、何で私を置いて…お母さんたちに着いて行って私を捨てたの?



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