少女は仮面をつける
輝来 SIDE


琴…行っちゃた。
輝来は輝来か…嬉しかったな。


琴の服、血が付いてた
殺し屋では無いって言ってたけど、何者なんだろう。
僕も同じこと思うよ
琴は琴だもんね。

多分、琴って名前も偽名だろうね。


もっと、君の事が知りたい


捕まえて僕だけを見てほしい
僕の腕で抱きしめたい
僕って言う、檻の中に閉じ込めたい。


僕の中に黒い渦が出てくる。


とりあえず、あそこに行こう



ある場所に向かって


「ただいま」
「遅いよ!きー君のお菓子全部食べちゃうよ。」


皆は俺に笑顔を向けて迎えてくれる
だけど、僕には分からない
皆は好きだ。だけど、仲間で要る必要はある?


「明日、突撃来る出しいですよ」
「あっそ、まぁ任せるよ」


突撃に関しては皆がしてくれるから、僕が出なくても大丈夫だね、皆強いし。


「ねぇ、大切な人ができた」


そう言うと、皆は驚いた顔をした

「…女を性欲処理にしか思った事ない輝来が?」
「優しいですが、何も思わない輝来さんが?」
「何、考えてるか分かんないき―君が?」
「マジで言ってんのか!?」
「え…」


なんか、馬鹿にされてる気がするんだけど
別にいっか。


「そうだけど…悪い?」


皆は勢いで横に顔を振る



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