少女は仮面をつける


した覚えなんて無いんだけど…

あるとしたら…噂の事か。
面倒だ。どうしようか。
行かないと、何言われるか分かんないし


「……ちっ」

仕方ない、行くか。
此処から遠くは無いし。

噂ならテキト―に肯定すればいいし
そんで、さっさとクラスに向かおう



一階の隅に理事長室がある
基本は誰も入らない事が多い


私は着いたのでノックする
中から、入れっと声がしたので中に入った



「理事長~。もぉ、なんですかぁ?私…何かしましたかぁ?」


中にいるのは優しい顔をした優男に見えるが、口が開くとめっちゃ怖いと噂だ
そして、自分がキモすぎる
さっさと出たい



「早速、本来に入る」


はいはい、なんですか?
噂なら肯定しますよ~
転校しろとかの脅しなら私には通用しないから~



だけど、私が思ってた事と違った




「お前は誰だ」



…はい?どういう事?
誰って…桐弥琴音ですけど?


「え~とぉ、それってどういう意味ですかぁ?私には分かりませ~ん」
「そのままの意味だ」


そのままの意味?
だったら、言う事なんて分かるでしょう?


「桐弥「それは知ってる」…だったら、どういう事ですか?」
「…お前の事調べた」


……ふーん。そういう事
言いたいことは分かった。
どうせ、調べても何も出なかったと?
だから、お前は誰だ?って意味ね。
てか…プライバシー侵害


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