きっと、最初で最後の恋
葡萄のムースは相変わらず
私の口の中も喉も胃袋も
美味さで満たしてくれる。
蜜「太陽」
太「はい」
蜜「汚い」
潮「同感」
百「あ~出ちゃう出ちゃう」
百桃がスプーンでシュークリームから
はみ出したクリームをすくって
太陽の口に近づける。
太陽はそのクリームを口に含みながら
私と蜜栞さんに言い返してきた。
太「シュークリームなんて
こんなもんだっつーの!」
太陽は1つ目のシュークリームを
ペロリと完食して2つ目に手を伸ばす。
「た~だ~い~ま~!!!!」
ランドセルを揺らしながら
相変わらずの高音デカボイスで
お店の出入口から入って来たのは
三浦家の末っ子元気っ子
「お腹減った~!!!!」
唯一の、、、ポッチャリ。
潮「苺花 - イチゴ- おかえり」