きっと、最初で最後の恋
海「さっさと起きろ!!!!!!
クソブス!!!!!!!!」
金髪童貞少年はいきなりそう叫んだ。
布団を顔まで持ち上げてからは
一切、身動き1つなかった少女が
その大声でゆっくりと起き上がった。
潮「....まぢでうるさい」
寝起き独特の低く小さな声で
ボソッと悪態をつく少女。
海「さっさと準備しろよ?ブス」
そう少女に告げると金髪童貞少年は
部屋の扉を締め出て行った。
少女はたっぷり5分
フリーズして
ようやくベッドから
地面に足をつけた。
まだ着慣れない
真新しいブレザーに
袖を通しながら
スクールバッグに荷物を入れる。