先輩!小説の主人公になってください!
そう言うとその人は去っていた。
次の部活紹介も始まったが、伊織はあの先輩の勧誘が頭から離れなかった。
な‥何あれ‥すごく、話し方が上手!あの人も小説を書くのかな?だとしたらどんな小説を‥。
「‥おり‥伊織!!聞いてる!?」
「えっ!な‥何!?」
私は彩月に肩を揺さぶられ現実に戻された。
「もう、紹介終わったよ。みんな帰ってるよ。」
周りを見るとみんなが荷物を持って立ち上がっていた。
「あっ‥ご‥ごめん。ボーっとしてて‥。」
「また、考え事してたでしょうー。もう、伊織の悪い癖だよ。」
伊織は呆れたように言った。
「ごめんごめん。じゃあ、私達も帰ろうか。」
「そうだね。それにしても、本当に伊織はマイペースなんだね。」
「これが私の短所でもあり長所でもありますから。」
2人で笑いながらホールを出た。
ホールから出ると暖かな日差しが真っ直ぐ、私に向かって差し込んできた。
今日は入学式だけなので、これで帰れるのだ。
前を行く彩月の背中に私は声をかけた。
「彩月。部活、何にするか決めた?‥もし悩んでるんだったらさ、お節介かもしれないけどさ‥」
言うのが恥ずかしくて言葉がおかしくなってしまう。
すると彩月が口を開いた。
「よしっ!私、決めた!」
「えっ!?何に?」
「文芸部に入部する!」
思ってもないことが彩月の口から出てきたから、私はすぐには反応できなかった。
彩月が私の方を振り替えって言う。
「私てこう見えて読書とかすごく好きだったんだ。だから興味がないわけではなかった。大学は思い切って興味のあることをやってみるよ!」
彩月は笑いながら言った。
「さ‥彩月ー!!」
私は彩月に抱きついた。
「こらっ!伊織!こんなところで抱きつかないでよ!恥ずかしいでしょ!」
「ごめん。でも、うれしくて‥。彩月と一緒の部活をやれるなんて‥。じゃあ早速、明日提出しに行こ!」
「うん!」
私‥彩月と友達になれて本当にうれしいよ‥。
こんなこと彩月の前では言えないけどね。
私と彩月は新たなドアを開けようとしていた。
次の部活紹介も始まったが、伊織はあの先輩の勧誘が頭から離れなかった。
な‥何あれ‥すごく、話し方が上手!あの人も小説を書くのかな?だとしたらどんな小説を‥。
「‥おり‥伊織!!聞いてる!?」
「えっ!な‥何!?」
私は彩月に肩を揺さぶられ現実に戻された。
「もう、紹介終わったよ。みんな帰ってるよ。」
周りを見るとみんなが荷物を持って立ち上がっていた。
「あっ‥ご‥ごめん。ボーっとしてて‥。」
「また、考え事してたでしょうー。もう、伊織の悪い癖だよ。」
伊織は呆れたように言った。
「ごめんごめん。じゃあ、私達も帰ろうか。」
「そうだね。それにしても、本当に伊織はマイペースなんだね。」
「これが私の短所でもあり長所でもありますから。」
2人で笑いながらホールを出た。
ホールから出ると暖かな日差しが真っ直ぐ、私に向かって差し込んできた。
今日は入学式だけなので、これで帰れるのだ。
前を行く彩月の背中に私は声をかけた。
「彩月。部活、何にするか決めた?‥もし悩んでるんだったらさ、お節介かもしれないけどさ‥」
言うのが恥ずかしくて言葉がおかしくなってしまう。
すると彩月が口を開いた。
「よしっ!私、決めた!」
「えっ!?何に?」
「文芸部に入部する!」
思ってもないことが彩月の口から出てきたから、私はすぐには反応できなかった。
彩月が私の方を振り替えって言う。
「私てこう見えて読書とかすごく好きだったんだ。だから興味がないわけではなかった。大学は思い切って興味のあることをやってみるよ!」
彩月は笑いながら言った。
「さ‥彩月ー!!」
私は彩月に抱きついた。
「こらっ!伊織!こんなところで抱きつかないでよ!恥ずかしいでしょ!」
「ごめん。でも、うれしくて‥。彩月と一緒の部活をやれるなんて‥。じゃあ早速、明日提出しに行こ!」
「うん!」
私‥彩月と友達になれて本当にうれしいよ‥。
こんなこと彩月の前では言えないけどね。
私と彩月は新たなドアを開けようとしていた。