先輩!小説の主人公になってください!
「はい!私、今日入部届け出してきました!」
‥と私。
「わ‥私もです。朝一番で。」
朝一番ていう言葉を強調する彩月。
それでも先輩はずっと笑顔だ。
「そっかそっかー。俺、口下手だから今年は誰も入らないだろうなて思ってたんだ。先輩たちにも、絞られたよ。アハハ。」
「あの‥先輩て何人いるんですか?」
彩月が聞く。
「2年の俺と3年の先輩があと2人いるよ。あの2人は気まぐれな人だから、たまにくるんだ。でも1年が入部したって聞いたら、来るかもね。」
「そうですか‥。」
「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。先輩、みんな優しいから。まぁマイペースな人が多いけどね。」
先輩がにこやかに言う。
「あっ!そうだ!まだ自己紹介してなかったね。俺は文学部2年そして文芸部、部長の光岡大和(みつおか やまと)です!よろしくね。」
「あっ‥よ‥よろしくお願いします!」
私と彩月は頭を下げた。
「じゃあ、1年生も自己紹介頼むよ!」
「は‥はい!文学部1年、杉内伊織です。」
続いて彩月。
「社会学部1年、野瀬彩月です。」
2人が自己紹介したところで大和先輩がこんなことを言った。
「あっ!思い出した!杉内さんて確か入学式でやらかした子だ!」
これを聞いて彩月が笑う。
「えっ!?‥な‥なんで知って‥」
誰も知らないと思ってたので戸惑う私。
「結構、うわさになってるよ。部活の中では。誰かがこっそり聞いてたんだろうね。」
大和先輩はニコニコ笑いながら言った。
「先輩、ひどいです!!人の不幸を笑うなんて!彩月もだよ!!」
私は半分、涙目になりながら訴えた。
「ごめんごめん。でも、気にすることはないよ。失敗は誰にでもあるしね。」
「失敗の規模が違いますよー。私なんて、全学部の前で恥をさらしたんですから。」
私は机に突っ伏した。恥ずかしすぎて、顔を上げられないのだ。
「まいったなー。」
大和先輩は困ったという感じで言った。
「大丈夫ですよ先輩。伊織は常に前向きな子でこんなことすぐに忘れてケロッとしてますよ。」
‥と調子のいいことを言う彩月。
まぁ、確かに私はポジティブに考える方だけど‥。
「さすがにこれは、こたえるよー。」
‥と私。
「わ‥私もです。朝一番で。」
朝一番ていう言葉を強調する彩月。
それでも先輩はずっと笑顔だ。
「そっかそっかー。俺、口下手だから今年は誰も入らないだろうなて思ってたんだ。先輩たちにも、絞られたよ。アハハ。」
「あの‥先輩て何人いるんですか?」
彩月が聞く。
「2年の俺と3年の先輩があと2人いるよ。あの2人は気まぐれな人だから、たまにくるんだ。でも1年が入部したって聞いたら、来るかもね。」
「そうですか‥。」
「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。先輩、みんな優しいから。まぁマイペースな人が多いけどね。」
先輩がにこやかに言う。
「あっ!そうだ!まだ自己紹介してなかったね。俺は文学部2年そして文芸部、部長の光岡大和(みつおか やまと)です!よろしくね。」
「あっ‥よ‥よろしくお願いします!」
私と彩月は頭を下げた。
「じゃあ、1年生も自己紹介頼むよ!」
「は‥はい!文学部1年、杉内伊織です。」
続いて彩月。
「社会学部1年、野瀬彩月です。」
2人が自己紹介したところで大和先輩がこんなことを言った。
「あっ!思い出した!杉内さんて確か入学式でやらかした子だ!」
これを聞いて彩月が笑う。
「えっ!?‥な‥なんで知って‥」
誰も知らないと思ってたので戸惑う私。
「結構、うわさになってるよ。部活の中では。誰かがこっそり聞いてたんだろうね。」
大和先輩はニコニコ笑いながら言った。
「先輩、ひどいです!!人の不幸を笑うなんて!彩月もだよ!!」
私は半分、涙目になりながら訴えた。
「ごめんごめん。でも、気にすることはないよ。失敗は誰にでもあるしね。」
「失敗の規模が違いますよー。私なんて、全学部の前で恥をさらしたんですから。」
私は机に突っ伏した。恥ずかしすぎて、顔を上げられないのだ。
「まいったなー。」
大和先輩は困ったという感じで言った。
「大丈夫ですよ先輩。伊織は常に前向きな子でこんなことすぐに忘れてケロッとしてますよ。」
‥と調子のいいことを言う彩月。
まぁ、確かに私はポジティブに考える方だけど‥。
「さすがにこれは、こたえるよー。」