先輩!小説の主人公になってください!
「大和先輩、お気になさらず。お昼ごはん食べかけですよ。私達のことは気にせず食べてください。」

彩月は先輩に食べるように促していた。

「あ‥ああ。でも入学早々大変だったね。」

「その話はやめてー!」

悪気なく大和先輩はそんなことを言った。大和先輩てもしかして天然なのかな?



ガチャ!その時、部室のドアが開いた。そこには、すごく美人な女性がいた。

「あっ!咲和先輩、こんにちは!」

大和先輩があいさつをした。

「へぇー、今年は2人も集まったんだ。やるじゃん大和くん。」

咲和先輩という人はそんなことを言った。

「たまたま運がよかったです。えーっと、この人は‥」

大和先輩がその女性を紹介しようとしたのだが、その女性が遮って紹介を始めた。

「初めまして。私は経済学部3年、深見咲和(ふかみ さわ)といいます。よろしくね後輩ちゃん。」

咲和先輩はニコッと笑った。

「こ‥こちらこそよろしくお願いします!文学部1年、杉内伊織ていいます。」

「社会学部1年、野瀬彩月といいます。よろしくお願いします!」

「やっぱり後輩て可愛いわよね。ねぇ、大和くんもそう思わない?」

咲和先輩は大和先輩に話をふった。

「た‥確かに可愛いですよね。俺、後輩は初めてなんで‥。」

「あっ!大和くんたら、またまた。みんな気をつけて。あの男は何をするか分かんないわよ。」

咲和先輩が私達を守るように大和先輩の前になった。

「咲和先輩が振ったからでしょう!い‥1年生?俺はそんな下心持って接しないから安心して。」

大和先輩がひきつった笑顔を見せる。

「下心もった地点で駄目だよ!」

なおも大和先輩をいじる咲和先輩。

「咲和先輩、1回黙ってください!俺はやましいことなんてしません!‥ていうか今日、柊人先輩はどうしたんですか?いつも咲和先輩の後をついてくるように来るんですけど‥」

そこまで言ったら咲和先輩は普通に戻った。

「ああ、柊人はよるとこあるから後で来るって。」





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