先輩!小説の主人公になってください!
「あ‥あの‥。」
ここまでのノリについて行けなかった私。とうとうここで沈黙を破った。
「せ‥先輩方はいつも、こんな感じなんですか?」
すると2人は顔を見合わせた。
「そうだよ。いつもこんな風に俺がいじられるの。いつものことだから気にしなくていいよ。咲和先輩はよくいじってくるし。ね!先輩!」
‥と大和先輩。
「そうそう。でも、嫌だったらいいなよ?まぁ大人だしその辺は考えるけど。それに、大和くんて弟みたいで可愛いのよね。私、上に姉がいるけど下にはいなくて。だからいじちゃうの。」
と咲和先輩が言った。
「そ‥そうなんですか‥。」
私と彩月は何も言えずにいた。それもびっくりしすぎて‥。
ガチャ また部室のドアが開いた。
そこから入ってきた人を見て伊織の中にある記憶がよみがえる。
桜が舞い散る中にたたずんでいた男子学生‥。
「柊人遅かったね。こんなにかわいい子たちがいるのに。」
「柊人先輩、こんにちは!俺やりました!後輩、2人もゲットしました!」
ずっと伊織の心臓は高鳴っていた。
「‥この子たちが新入生?」
その男子学生が言った。
「はい!そうです!柊人先輩、自己紹介お願いします!」
「‥経済学部3年、向井柊人(むかい しゅうと)です。よろしく。」
「よろしくお願いします!!!」
さっきよりも大きな声が出た。
その場にいた全員がビクッとなった。
「あっ‥す‥すみません。わ‥私、文学部1年の杉内伊織ていいます。」
「私は社会学部1年、野瀬彩月です。よろしくお願いします。」
「えーっと‥杉内さんと野瀬さんね。了解。」
柊人先輩が口に出して言う。
やった!覚えてくれた!
「これで、全員そろいましたね。」
「‥大和、2人もゲットするなんてすごいよな。お前のこと見直した。今日からお前は俺の双子の弟だ。」
大人しそうな柊人先輩が口を開いた。
「ありがとうございます!‥て弟に変わりはないんですね。ていうかちょっと複雑すぎません?」
「弟は弟だ。」
「いや、それはそうですけどね。なんていうかその‥」
「柊人、あんまりいじったら駄目だよ。」
「咲和先輩に言われても説得力がありませんけどね!」
咲和先輩と柊人先輩がボケて大和先輩がツッコム。
文学部やっていくならこれには慣れていかないと‥。
ひそかに決意を固める伊織。
ここまでのノリについて行けなかった私。とうとうここで沈黙を破った。
「せ‥先輩方はいつも、こんな感じなんですか?」
すると2人は顔を見合わせた。
「そうだよ。いつもこんな風に俺がいじられるの。いつものことだから気にしなくていいよ。咲和先輩はよくいじってくるし。ね!先輩!」
‥と大和先輩。
「そうそう。でも、嫌だったらいいなよ?まぁ大人だしその辺は考えるけど。それに、大和くんて弟みたいで可愛いのよね。私、上に姉がいるけど下にはいなくて。だからいじちゃうの。」
と咲和先輩が言った。
「そ‥そうなんですか‥。」
私と彩月は何も言えずにいた。それもびっくりしすぎて‥。
ガチャ また部室のドアが開いた。
そこから入ってきた人を見て伊織の中にある記憶がよみがえる。
桜が舞い散る中にたたずんでいた男子学生‥。
「柊人遅かったね。こんなにかわいい子たちがいるのに。」
「柊人先輩、こんにちは!俺やりました!後輩、2人もゲットしました!」
ずっと伊織の心臓は高鳴っていた。
「‥この子たちが新入生?」
その男子学生が言った。
「はい!そうです!柊人先輩、自己紹介お願いします!」
「‥経済学部3年、向井柊人(むかい しゅうと)です。よろしく。」
「よろしくお願いします!!!」
さっきよりも大きな声が出た。
その場にいた全員がビクッとなった。
「あっ‥す‥すみません。わ‥私、文学部1年の杉内伊織ていいます。」
「私は社会学部1年、野瀬彩月です。よろしくお願いします。」
「えーっと‥杉内さんと野瀬さんね。了解。」
柊人先輩が口に出して言う。
やった!覚えてくれた!
「これで、全員そろいましたね。」
「‥大和、2人もゲットするなんてすごいよな。お前のこと見直した。今日からお前は俺の双子の弟だ。」
大人しそうな柊人先輩が口を開いた。
「ありがとうございます!‥て弟に変わりはないんですね。ていうかちょっと複雑すぎません?」
「弟は弟だ。」
「いや、それはそうですけどね。なんていうかその‥」
「柊人、あんまりいじったら駄目だよ。」
「咲和先輩に言われても説得力がありませんけどね!」
咲和先輩と柊人先輩がボケて大和先輩がツッコム。
文学部やっていくならこれには慣れていかないと‥。
ひそかに決意を固める伊織。