まっすぐ。くるくる。
「似合わないの!王子ファッションも。今までの髪型も」
オレもスプーンを置いて、母さんたちに、宣言した。
「今まで母さんたちにもてあそばれてた分、これからはオレの好きな格好するっ」
母さんとさつきは、一瞬顔を見合わせてたけど、すぐに口を開いた。
そして、吹き出した。
「へー、ムッキーの好きな格好ってそういうのなんだ」
「へー、王子もコスプレだったけど~、そっちももはやコスプレじゃん。天然記念物」
「絶対、ムッキーは王子さまキャラよ~ だって丸顔だもん」
「いやいや。丸顔だったら、アンパンマンのコスプレだね。やっぱり~」
「あら、アンパンマンは王子さまなの?」
「ううん、どっちかって言ったら王子さまは食パンマンじゃない?」」
「そっか~」
「だから、丸顔にはやっぱりアンパンマンだよ~」
「ドラえもんもいいわね~」
「ね~」
ドラえもんのコスプレさせるつもりかよっ
おい。
オレにもしゃべらせてくれ!
父さん。何とか言ってくれ!
父さん・・・
無視ですか?
なんだよおおお・・・・
そんなに駄目ですか?
ギャル男って?
色白だった肌を、日サロで(無理やり)焼いて、
美容室で
「オレ、ハジけたいんです!」
って言って、
たまたまそのスタッフさんが、
「よっしゃ、オレにまかしとけ!」
と、自信満々に仕上げてくれたのがこの髪型。
オレもスプーンを置いて、母さんたちに、宣言した。
「今まで母さんたちにもてあそばれてた分、これからはオレの好きな格好するっ」
母さんとさつきは、一瞬顔を見合わせてたけど、すぐに口を開いた。
そして、吹き出した。
「へー、ムッキーの好きな格好ってそういうのなんだ」
「へー、王子もコスプレだったけど~、そっちももはやコスプレじゃん。天然記念物」
「絶対、ムッキーは王子さまキャラよ~ だって丸顔だもん」
「いやいや。丸顔だったら、アンパンマンのコスプレだね。やっぱり~」
「あら、アンパンマンは王子さまなの?」
「ううん、どっちかって言ったら王子さまは食パンマンじゃない?」」
「そっか~」
「だから、丸顔にはやっぱりアンパンマンだよ~」
「ドラえもんもいいわね~」
「ね~」
ドラえもんのコスプレさせるつもりかよっ
おい。
オレにもしゃべらせてくれ!
父さん。何とか言ってくれ!
父さん・・・
無視ですか?
なんだよおおお・・・・
そんなに駄目ですか?
ギャル男って?
色白だった肌を、日サロで(無理やり)焼いて、
美容室で
「オレ、ハジけたいんです!」
って言って、
たまたまそのスタッフさんが、
「よっしゃ、オレにまかしとけ!」
と、自信満々に仕上げてくれたのがこの髪型。