不安の滓
私は既に白い部屋を探ることは無くなっていた。
同時に、男に対する警戒も無くなっていた。
警戒しても仕方のないことを知ったから。
むしろ、警戒していたのは男の方だったようだ。
私はこの白い部屋を前から知っていた。
男はこの部屋のことを知らなかった。
この部屋の主は私だったのだ。
同時に、男に対する警戒も無くなっていた。
警戒しても仕方のないことを知ったから。
むしろ、警戒していたのは男の方だったようだ。
私はこの白い部屋を前から知っていた。
男はこの部屋のことを知らなかった。
この部屋の主は私だったのだ。