幸せの拍手
1章
ジュー……ジュー………
添え野菜を皿に盛り付け香ばしいフィレ肉を乗せる。
そして最後に赤ワインベースのソースをかけた。
「よしっ。」
メインのヴィアンドが完成し
カウンターテーブルに置いた瞬間
ウェイターが取りに来てくれる。
それを彼女は静かにお客様の
席まで運び、華麗に置く。
「お待たせ致しました。こちら牛フィレ肉のグリエでございます。ソースは赤ワインをベースしております。どうぞごゆっくりお召し上がり下さいませ。」
そう言い丁寧なお辞儀をしてから戻ってくる。