可愛い可愛いお姫様!男子校に行きます!①
なんかちょっとここにいたくないなぁ。
僕はこっそり自室に戻った。
空「はぁ……。來ちゃんのこと好きなのになぁ。」
來ちゃんって鈍感で天然で無自覚だけど、恋ってしたことあるのかな?
いや、あるよねぇ〜。
僕の予想だと幼なじみの日向くんのこと好きだと思うけど……。
ーコンコンー
……誰だろ?
奏「空斗?僕だよ、奏」
そーちゃん?なんで僕の部屋に?
空「どうしたの?」
奏「ちょっと話したいことあるから入っていい?」
空「……うん。いいよ。」
ーガチャー
奏「やっほー♪」
そーちゃんはお盆にお菓子とジュースを乗せて持ってきた。
あ、いちごみるくだ。
奏「はいっ!空斗はいちごみるくね!僕はレモンティー♪」
そーちゃんは僕にいちごみるくを渡してくれたの。
空「ありがとう。そーちゃん。」
奏「いいってことよ〜」
空「みんなは……?」
さっきまで騒がしかった部屋が急に静かになったから気になってたんだよね。
奏「休憩終わりにして、お勉強再開だよ〜」
空「だから、静かになってたんだね〜」
奏「そゆこと〜」
そーちゃんは話があるって言って部屋に入ってきたのに、お菓子いっぱい食べてて話す気がないように見える。
空「そーちゃん?僕に話があるんじゃないの?」
奏「あっ!そーだった!!!忘れてたぁ(笑)」
あはっ♪とそーちゃんは言って、咳払いをしてから話し始めた。