可愛い可愛いお姫様!男子校に行きます!①
來「は、話すね…………。」
あたしは泣きながらゆっくり自分のペースで全部話した。
途中でみんなの顔を見るのが怖くて下向いちゃったけど……。
でも、奏がずっと手を繋いでいてくれたから話せた。
來「終わり。どう?嫌になった?」
こんなこと聞きたいわけじゃないのに、勝手に口が動く。
仁「話してくれてありがとう」
來「え?」
舜「今の話を聞くと來は全く悪くありませんよ?」
來「で、でも性別が……。」
理「んなこと関係ねーよ」
冬「うん。來は來でしょ?」
來「でも、やっぱり……。」
理「んだよ。まだなんかあんのかよ」
うぅ……。そんな思いっきり睨まないでくださいよ。
怖すぎるんだって。
舜「ほら、理斗は睨まない。來が話しにくくなってますから」
理「チッ。」
舌打ちしないでよー。
余計怖いじゃんか。