可愛い可愛いお姫様!男子校に行きます!①



空「ほらほら、來ちゃん。話して?」



來「う、うん。」



これ聞くのちょっと怖いけど、聞かないと今後の生活に関わってくるし……。




あたしは勇気を振り絞って聞いた。




來「ねぇ、冬真?嫌じゃないの?僕……いや、あたし…………女だよ?」



冬「……」




來「嫌ならはっきり言ってほしい。女嫌いなのに近くにあたしがいたら嫌でしょ。」




あたしは冬真の目をちゃんと見て話した。



どんな答えが返ってきてもいい。



覚悟が出来てるっていったら嘘になるけど、それでも冬真が嫌だって言ったら関わらない。




あたしのせいで冬真がみんなと離れていくのなんて嫌だし。




それこそあたしが嫌だけど寂しいけど、みんなから離れていくしかないんだ。



そもそもここは、男子校で女のあたしがいること自体間違ってるんだから。






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