可愛い可愛いお姫様!男子校に行きます!①
舜「実紅ちゃん、もう諦めた方がいいですよ」
実「うぅ〜」
落ち込むあたしに、舜くんは優しく頭を撫でてくれた。
舜くんの手って大きいなぁ。撫でられてる頭が暖かいや。
空「よしっ!!ってことで、ペアを決めたいと思いますっ!!」
あぁ、もうこれは本当に逃げられないや。
あれ?でも、何か気になることがあるような?
奏「ねぇ、ペアってことは2人だよね?僕達って7人いるから1人に余っちゃうよ?」
!!!!!
そ、そーだよね!!!1人余るってことは、肝試しに参加しなくてもよくない!?
実「ね、ねぇ、そ……空「あー、それなら問題ないよ!いずちゃんは参加しないから!!」……。」
さ、遮られた……。
ってか、いま参加しないとか言ってたよね。
実・奏「な、なんだってぇぇええええ」
あたし達双子は思いっきり叫んだ。うん、叫ぶのも無理ないよ!!!
実「な、なんで冬真は参加しないの!!?」
奏「うんうん!!僕達は強制なのに!!」
理「ぎゃんぎゃんうるせー双子だな。」
実・奏「理斗(りーくん)は黙ってて!!!」
理「チッ」
そんなあたし達を見て、そら達(理斗以外)は大笑いしてる。
笑い事じゃないんですけど。あたし達は真剣なんですけど。