可愛い可愛いお姫様!男子校に行きます!①
ーガチャー
ドアを開けると、下を向いている実紅ちゃんがいた。
……かわいい。
ってか、部屋着がキャミソールに短パンってヤバくない?
え、なに?君は俺を殺しに来たの?本当に可愛すぎるんだけど。
舜「実紅ちゃん?」
実「あっ、舜くんっ。」
俺の声を聞いて顔を上げた実紅ちゃん。
うん、かわいいよ本当に。前髪をちょんまげにしてるんだね。
俺さっきからかわいいしか言ってなくない?
でも仕方ないよな、かわいいんだから。
舜「どうしたんですか?こんな時間に。」
実「あ、あのね。肝試しの時に、舜くんのブレスレットが落ちてて……。だから、持ってきたの。」
そう俺に言うと、実紅ちゃんは微笑んだ。
やべぇ、死ぬほどかわいすぎる。今すぐ抱きしめたい。
舜「わざわざありがとうございます。でも、なんで俺のだってわかったんですか?」
実「そんなの簡単だよ〜!だって、いつも舜くんそのブレスレットつけてるじゃない!」
…………。
なんだよそれ。それって、少なからず俺のこと見てくれてたってことだよな?
うっわー、すっげぇ嬉しい。
舜「なるほど。だから俺のだってわかったんですね」
実「うんっ!いつも付けてるから大事な物なのかな?って思って。だから、今届けに来たの♪」
舜「ありがとうございます。」
実「いえいえ〜♪じゃあ、あたし戻るね?」
え?戻るの?
そんなのさせてたまるか。
実「……え?」
俺は無意識に実紅ちゃんの腕を掴んでた。