可愛い可愛いお姫様!男子校に行きます!①


舜「ちょっとだけ話しませんか?」


実「舜くんのお部屋で?」


舜「はい」


俺の一言で実紅ちゃんは黙り込んだ。


やべぇ、俺結構ストレートに言いすぎた?そもそも、男の部屋にこんなに可愛い女の子を招くか?


あー、もっと違うやり方があったよな。今更だけど後悔。



舜「あの、実紅ちゃんやっぱり……」


実「うん、いいよ?」


舜「え?」



それは何に対しての"いいよ"なの?


実「ん?だから、舜くんのお部屋で一緒にお喋りするんでしょ?」


そんな可愛い顔で言われたら、俺絶対に今顔が赤い気がする。


ほんとどれだけ俺の心臓をドキドキさせたら気が済むわけ?


でも、誘いを受け入れてくれて嬉しいのは事実で。



実「舜くん?どーしたの?黙り込んで。」


そう言って、俺の顔を覗き込んできた天然な彼女。

これを無自覚でやってるのが本当に恐ろしい。


舜「あ、いや、なんでもないです。」


実「ほんとに?じゃあ、早くお部屋に入ろうよ!」


舜「そーですね。」



そして俺たちは一緒に部屋に入った。


俺の理性、持ってくれよ。






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