可愛い可愛いお姫様!男子校に行きます!①
いや、うん。本当にすごいよ、ひーくん。誰も口を開こうとしなかったのに。こうゆう所は昔から変わらないね。
だからなのか、僕もやっと話せるようになったわけで。
奏「僕はね、実紅ねぇに聞きたいことがあるの。」
実「.......あ、うんっ.......。」
実紅ねぇは俯いたまま、少しだけひーくんの後ろに隠れるようにしていた。
2人の距離が近すぎてムカつく。空斗達も少し嫌な顔をしてた。
奏「単刀直入に言うね。」
実「うん。」
奏「実紅ねぇは捺和ちゃんと遊んでるはずなのに、どうしてひーくんと一緒にいるの?僕に嘘ついたの?ひーくんとデートしてたの?」
僕は勢いで、"ひーくんとデート"なんて事を言っちゃった。でもさ、誰が見たって2人は恋人同士にしか見えなかったよ?
ネックレス貰って喜んでたし、泣いてたもん。