宮野さんはいつも困ってる
相合い傘からまさかの展開!
委員会が終わると、雨が降りだしていた。
本日の降水確率60%。
朝は晴天だった空。
まさか、降るなんて思わなくて。
……お兄ちゃんに無理矢理持たされて、正解。
登校時は目立ってしょうがなくて、嫌だった傘だけど。
掌を返したように気持ちは変わる。
「あれ。……明石くん傘、ないの?」
傘をさし、学校を出ようとすると、隣のクラスで同じクラス委員の明石くんが困ったように立っていた。
「ああ、うん。
朝、天気よかったし。
宮野は準備、いいな」
「そんなこと、ないよ。
……よかったら、入ってく?」
「じゃあ、お願いしようかな」
……お兄ちゃん、グッジョブ。
心の中でガッツポーズ。
本日の降水確率60%。
朝は晴天だった空。
まさか、降るなんて思わなくて。
……お兄ちゃんに無理矢理持たされて、正解。
登校時は目立ってしょうがなくて、嫌だった傘だけど。
掌を返したように気持ちは変わる。
「あれ。……明石くん傘、ないの?」
傘をさし、学校を出ようとすると、隣のクラスで同じクラス委員の明石くんが困ったように立っていた。
「ああ、うん。
朝、天気よかったし。
宮野は準備、いいな」
「そんなこと、ないよ。
……よかったら、入ってく?」
「じゃあ、お願いしようかな」
……お兄ちゃん、グッジョブ。
心の中でガッツポーズ。
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