宮野さんはいつも困ってる
杉本先生1
次の日は学校を休んだ。
お兄ちゃんに勧められたのもあったし、……私もちょっと、行きたくなかったし。
はぁーっ、ベッドの中でため息が漏れる。
休んで逃げたって、椛島先生は学校にいるんだし。
椛島先生がいなくなるまで、休んで逃げ続けるとかできないわけで。
学校、行くしかないんだよね……。
「萌花、具合、どう?」
学校が終わる時間、葵ちゃんがケーキを手にお見舞いに来てくれた。
心配そうな葵ちゃん。
確かにそうだよね、いきなり昨日、倒れたりしたんだもん。
「うん。
もう大丈夫、だよ」
無理に笑って笑顔を作る。
自分でもなにが大丈夫なのかわからない。
「無理、しないでね」
「……うん」
葵ちゃんには完全に、見透かされてる。
お兄ちゃんに勧められたのもあったし、……私もちょっと、行きたくなかったし。
はぁーっ、ベッドの中でため息が漏れる。
休んで逃げたって、椛島先生は学校にいるんだし。
椛島先生がいなくなるまで、休んで逃げ続けるとかできないわけで。
学校、行くしかないんだよね……。
「萌花、具合、どう?」
学校が終わる時間、葵ちゃんがケーキを手にお見舞いに来てくれた。
心配そうな葵ちゃん。
確かにそうだよね、いきなり昨日、倒れたりしたんだもん。
「うん。
もう大丈夫、だよ」
無理に笑って笑顔を作る。
自分でもなにが大丈夫なのかわからない。
「無理、しないでね」
「……うん」
葵ちゃんには完全に、見透かされてる。