宮野さんはいつも困ってる
息抜き
シュシュが欲しかったから、雑貨屋さんをのぞく。
ピンクのと水色のと悩みに悩み、葵ちゃんと相談の結果、ピンクにした。
会計をすませて待ってた葵ちゃんのところに行くと、明石くんがいない。

「あれ?明石くん、は?」

「えー、あいつなんて無視しとこうよ」

葵ちゃんの言葉に苦笑いであたりを探すと、レジの前で会計を待ってた。
すませると、急いでこっちに来る。

「ごめん、待たせて」

「ううん、いいけど」

……なに、買ってたんだろ?
妹さんに、かな。

久しぶりの本屋さんで、新刊を買う。
もちろんジャンルは少女まんがと、女の子向けのラノベ。
あとで葵ちゃんと貸し借りする予定。

明石くんも自分の本がみたいっていうから、ついて行ってみた。
行ったコーナーには英語の本。
そういえば、明石くんの部屋には何冊も並んでた。

「英語の本って難しくない?」

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