恋のシャッター
昨日のこと
次の日。
私はどんな顔して勇斗に会ったらいいか分からずにいた。
でも、何とか学校では合わずにすみ…こんな時、本当に同学年じゃなくて良かったって心から思った。
家に帰り、いつものように一人夕飯を食べようと準備をしていると、玄関を開く音がした。
えっ…!?誰っ?
お母さんはさっき行ったばっかだし…?
「おーすっ」
「えっ!?勇斗?…何で?部活は?」
「今日は休みなんだよ」
「休み?……そう…なんだ」
私は思わず勇斗から視線をずらし、ご飯をよそった。
勇斗がいつものように自然と席に座るのを見て、しゃもじを持っていた私の手が流れのまま勇斗の分ももっていた。
私は二人分の食事を食卓に並べると、いつものように勇斗の斜め向かいの席に座る。
「おっ?俺の分も用意してくれたのか、サンキュー」
「し…仕方なくよ、自分のよそってたし…」