恋のシャッター
「あーそ?言い訳よね」
「うるせ~いいから探せよ、っていうか電話しろ俺の携帯に」
「はぁ?あんたの番号なんて知らないわよっ」
「えっ?あ―…そっかぁ、俺もおまえの番号知らないかも……じゃあ言うからかけろっ」
――っ!!
「あのね、かけて下さいとか言えないの?」
「あ~またおまえはごちゃごちゃうるせ~な、もういい俺が勝手にかけるっ」
勇斗はそう言うと、テーブルに置きっぱなしの私の携帯を取り電話をかけはじめた。
「ちょっと―!勝手にかけないでよっ」
パスワード設定しとけば良かったー!
私は勇斗から携帯を取り上げようとすると、どこかで携帯音が鳴り始めた。
ウーウーウー…
二人は音のする方を見る。
「あっ!」「あっ!」
ソファーの下!?
二人でソファーに向かい、ソファー下に同時に手を伸ばした時、