恋のシャッター
次の日の昼休み。
写真部を訪れた私は、現像し終えた写真をテーブルに広げて眺めた。
「はぁ―…」
私はまた、ため息をつく。
ダメだ、やっぱりこれだ。
私が手に取った一枚の写真は、やっぱり昨日の写真だった。
けど、とりあえず南先輩に意見聞かないとな。
南先輩のいる二年の教室に行き、私は先輩に「写真を見てほしい」と伝え、放課後写真部に来てくれる事になった。
そして放課後、
少し緊張したまま私は先に写真部にいた。
その時、扉をノックする音がした。
「はい?」
扉を開け、私は南先輩を中に入れた。
「先輩はどれか、いいと思うのありますか?」
「そうだなぁ…」
南先輩は一つ一つ写真を眺めながら考えている。
「高菜は?どれがいいと思ってる?」
「えっ?私は……」