恋のシャッター


午後の授業を受けながら、私はボソッとつぶやく。



「…ったく勇斗のヤツ、写真が貼りだされてからいつもあ~なんだから…たまには写真を誉めなさいよね、写真をっ」



…………。



あれ?



何それ……?それじゃぁ私まるで勇斗に写真誉めて欲しいって思ってる?



アイツにそんな事期待してどうすんの?



私はうつむきながら頭を左右に振った。



あり得ない…。



絶対あり得ない……。




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