恋のシャッター


「えっ…?」



「小学生だからって拓真は本気で好きだった…おまえのこと、なぜかおまえには積極的だったよアイツは」



「……あんたはいつも邪魔してただけじゃない」


「あぁ、取られたくなかったからなっ」



「……拓真を?」



私の問いに、勇斗の手の包丁が一瞬止まった気がした。



「……あぁ」



「やっぱり~どんだけ拓真LOVEなのよ?」



「だろ?けど俺そっち系じゃないから、ちゃんと女が好きだからっ」



「あ~はいはい」



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