恋のシャッター
「ヒマならちょっと付き合ってくんない?」
「……どこによ?」
「近所の公園っ」
「公園?何で?」
「ちょっとシュート練習付き合ってくれよ」
「シュート練習?何で私が?友達に頼みなよ」
「今さっきバイバイしたのに呼べねーだろ?近所なんだからいいじゃん、俺着替えたらすぐ行くから玄関で待ってろよ?」
「えっ?ちょっと―!」
食べ終えた勇斗は勝手にそう言うと、一旦自分の家に戻る為玄関に歩き出した。
「あっ、そうだ一応暖かい格好して来いよ?」
「……えっ?」
…何なんだアイツ。
何で私が練習に付き合わなきゃいけないのよ。