元カノがめんどくさい
*
*
*
その日、街中に用があった僕たちは…
1時間ほどでそれを済ませて、駐車場に向かった。
そこで駐車料金を払うべく…
「司沙、払っててくれる?」
自分の財布を彼女に渡して。
僕は彼女が乗りやすいよう、出庫のスタンバイ。
なのに。
精算した様子は伺えるのに、ロック板が下がらない。
「司沙、払った?
ロック下がってないんだけど」
こっちに向かって来てるその人に声掛ける。
「はぁ?払ったってば!
ちゃんと確認してよ、もうっ…」
とそこを覗き込んで。
「えウソ、払ったのにっ!
え、なんでっ!?」
「26番だよ?間違ってない?」
「え、26…
ああっ!28番払っちゃった!
だってほらっ、同じブルーだしっ!」
いや、色しか合ってないと思うけどね…
「うっわ、どーしよっ…
ごめん、蓮斗。
3000円も払っちゃった」
その地点で気付こうよ!!
どう考えても1時間の料金じゃないよね!?
なんでそう適当なんだよ…
キミこそちゃんと確認して?
*
*
*
今となっては、胸をくすぐるエピソード。
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その日、街中に用があった僕たちは…
1時間ほどでそれを済ませて、駐車場に向かった。
そこで駐車料金を払うべく…
「司沙、払っててくれる?」
自分の財布を彼女に渡して。
僕は彼女が乗りやすいよう、出庫のスタンバイ。
なのに。
精算した様子は伺えるのに、ロック板が下がらない。
「司沙、払った?
ロック下がってないんだけど」
こっちに向かって来てるその人に声掛ける。
「はぁ?払ったってば!
ちゃんと確認してよ、もうっ…」
とそこを覗き込んで。
「えウソ、払ったのにっ!
え、なんでっ!?」
「26番だよ?間違ってない?」
「え、26…
ああっ!28番払っちゃった!
だってほらっ、同じブルーだしっ!」
いや、色しか合ってないと思うけどね…
「うっわ、どーしよっ…
ごめん、蓮斗。
3000円も払っちゃった」
その地点で気付こうよ!!
どう考えても1時間の料金じゃないよね!?
なんでそう適当なんだよ…
キミこそちゃんと確認して?
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今となっては、胸をくすぐるエピソード。