元カノがめんどくさい
平行線:first half
そうやって、天使と悪魔に挟まれて…
ひと月をまたいだ、ある日。
「れーんとっ!
ね、一緒に飲もっ?」
いつもの如くやって来た元カノが、
今日はいつにも増してはしゃいでる。
「どしたの?
なんかいい事でもあった?」
差し出されたシャンパンらしきものが入ってる袋を、受け取りながら尋ねると。
「そーなのっ!
だから今日はお祝いなのっ!
実はねぇ…フフっ。
遥さんと付き合う事になったんだぁ!」
瞬間、心臓が思い切り縮んだ気がした。
「っ、ふーん、そう。よかったね」
「反応薄っす!
もっと祝福してくれてもいーじゃんっ!」
「いや、こーなるのはわかってたし…
むしろ、いつまでジレジレしてんのかなって思ってたからさ」
「ん〜、まぁ今回は慎重に?
だって運命の人だからさっ」
「ああ、言ってたね。
ツマミ、チーズでいい?」
サラッと流しながらも…
僕はキミに彼氏が出来る度に、大なり小なり動揺する。
ひと月をまたいだ、ある日。
「れーんとっ!
ね、一緒に飲もっ?」
いつもの如くやって来た元カノが、
今日はいつにも増してはしゃいでる。
「どしたの?
なんかいい事でもあった?」
差し出されたシャンパンらしきものが入ってる袋を、受け取りながら尋ねると。
「そーなのっ!
だから今日はお祝いなのっ!
実はねぇ…フフっ。
遥さんと付き合う事になったんだぁ!」
瞬間、心臓が思い切り縮んだ気がした。
「っ、ふーん、そう。よかったね」
「反応薄っす!
もっと祝福してくれてもいーじゃんっ!」
「いや、こーなるのはわかってたし…
むしろ、いつまでジレジレしてんのかなって思ってたからさ」
「ん〜、まぁ今回は慎重に?
だって運命の人だからさっ」
「ああ、言ってたね。
ツマミ、チーズでいい?」
サラッと流しながらも…
僕はキミに彼氏が出来る度に、大なり小なり動揺する。