元カノがめんどくさい
「でね、でねっ?
私のほーが、司沙(つかさ)ってゆう男みたいな名前じゃない?
だから2人して、名前が逆だったらよかったのにねーって!
蓮斗もそう思わないっ?」


「ハハ、そーだね」


てゆうか、どーでもいい。

それどころか、そんなくだらない話を夜中に聞かされる方の身にもなって欲しい。


まぁ、基本?
女の子の話はオチがないし、男にとってはくだらない内容が多いけど。

輪を掛けてキミは、ペラペラペラペラと…



ほんとにいつも、楽しそうに話す。



そんな彼女、本庄司沙は…
大学時代に2年ほど付き合っていた、僕の元カノだ。

そして別れてからは、友人として付き合ってる。


そんなの別にめずらしい事じゃないだろうけど…
ただ僕らの場合、少し違う気がする。

そう、いってみれば彼女の下僕的な?



そんなんで、いいのだろうか…

いや、いいワケなくて!


だけど彼女に弱味を握られてる僕は、
どーする事も出来ないんだ。





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