元カノがめんどくさい
任務終了
それから、1ヶ月ほど経ったある日。

元カノから大事な話があると、近くのカフェに呼び出された。


まぁ、6割方の話に大事な話なんて名目がつけられてるから、今回もいつもの如くただの相談話だろうし。

カフェに呼び出されるのは珍しいけど、
奈々とか遥さんへの配慮なんだろうと。


深く気にもとめずに、その場を迎えた僕は…


とてつもない衝撃で、思考回路が引き千切られる。



「生まれて初めてされちゃったんだよね…

プロポーズ」




それは、昨日のデート話から始まって。

どこに行っただの、何を食べただの。

クリスマス用のイルミネーションがヤバかったとか、寒くてどーだったとか。


そんな話がダラダラ続いてた矢先に…

突然落とされたインパルス。




浮かれた様子で、その時の状況やら心境やらを語ってるみたいだけど…

ごめん、頭に入らない。



なんて状態が、そんなに許されるはずもなく。


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