元カノがめんどくさい
「そしたら蓮斗も、うん僕もって…

あ〜ウケる」


「や、ウケないでっ!?」

てゆうか僕のドキドキを返して下さい!!



「懐かしいなぁ…」

そんな僕にはお構いなしで浸るキミ。


「ん…

懐かしいね…」


「なんか、ほーんと懐かしい…

黒歴史」


え、思い出ごと黒歴史なのっ!?

それはあんまりでしょ!
キミらしい発言とはいえ、思わず耳を疑ったよ…


「ゆーよね、本庄さん」


「そーなったのは誰のせいだと思ってんのよ」


はい、すみません…

そう反省はしたものの。


「ねぇ、最後のデートなんだから楽しもうよ?」


「楽しむぅ?
じゃあ蓮斗のおごりで学食食べ放題ね〜。

あ〜、なに食べよっかなぁ〜!
名物カレーとたらこパスタは外せないでしょおっ?」


いいけどさ…
どんだけ食べる気なの?




その結果。


「もう苦しっ…
このパンケーキあげる」


だからもっと計画的にたのもうよ!


「いや、僕だってけっこーヤバいからねっ?
いつもたのみ過ぎなんだって」


思わず、いつもだなんて…

そうあの頃は、こんな事が多かったっけ。


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