元カノがめんどくさい
バカだよな…

あんな天使を差し置いて、悪魔を手に入れようと奮走してるんだから。


けど本当にバカなのは…

今日までただ、指をくわえてチャンスを待ってただけって事だ。


こんな平行線なら悪くない、なんてのも…
そう思い込む事で心に防御線を張ってただけで。


自分にいいパスが回って来るのを待ってた僕は…

取りに行こうと攻めてなかった!






なのに、ようやく攻め始めたところで。


「え、早番っ!?」

仕事が終わったら話す時間をもらおうと、そのアポ取りに来たつもりが…
さっき帰ったとゆう肩透かしを食らう。

まさしく、試合さながらの展開。


それならと、再度電話をかけたけど…

やっぱり繋がらない。



もしかしてシカトしてる!?

それとも僕の番号なんかとっくに消去してて、誰だかわかんないからスルーしてるとか…


とりあえず。
電話をかけ直してくれるよう、留守電を入れてみたものの…

待ってる間、落ち着かない。


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