元カノがめんどくさい
こんな僕を応援してくれるなんて…

遥さんみたいないい人をフるなんてバカだよキミは!


もちろんそれは僕的には助かるし、
人の事言えないんだけど…

第一、心に居座ってる人は僕じゃないかもしれないけど。


それでも僕は、キミのそばにいたい。



遥さんに心からのお礼を告げると。

今度はキミの新しいアパートに向かって車を走らせた。




なんだか、こうもあちこち奮走してると…

ドライブならず、ドリブル3人抜きでもしてる気分だ。


てゆうか。

なんでキミは、プロポーズをOKしたなんて嘘ついたんだろう…


そんな事を考えてたら、すぐに目的地へとたどり着いた。



ヤバい、緊張して来た…

焦らされ続けたせいで、勢いは緊張感に変化を遂げる。


車を近くのコイパに停めて。

深呼吸の後、チャイムを鳴らすも…


何度鳴らしても無反応。


え、留守?居留守!?

一応電話もかけてみたけど…
相変わらず繋がらない。



なんなワケ?一体…
キミってこんなに手の届かない人だった!?

ああ、もうっ!


早く声が聞きたいのに…
いいかげん会いたくてたまらないのに…!


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