劇団「自作自演」





私と青山くんが付き合うことは、天使と悪魔が手を繋いでショッピングモールを歩くようなものだ。



不釣り合い。歪。アシンメトリー。



そもそも私は青山くんのことは、なんとも思ってない。好きだと意識したこともない。カッコイイと思ったこともない。



でも、よくよく考えたら、クラスの中では一番カッコイイのかもしれない。



付き合いたい男子ランキングも敦くんよりも上の1位。



のみならず、成績も常に上位。スポーツもできる。



そんな彼、青山くんに惹かれない私。




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