劇団「自作自演」
その後、青山くんが私に手渡してきた紙には、住所が書かれてあった。
放課後、スマホのアプリを駆使して、行き着いた場所は、古い喫茶店だった。
中へ入ると既に青山くんはいて、「こっちこっち!」と手を振った。
「敦くんは?」
「親友はもうすぐ帰ってくると思う。」青山くんは、確かに「帰ってくる。」と言った。
そして、待っている間、コーヒーを飲みながら、私の恋に対する概念と、総理大臣になった時のマニュフェストを話したわけだ。