劇団「自作自演」
「シナリオの完成。」
「とまあ、こんなことがあってね。それから僕はすみれと別れた。高校で彼女を見かけた時は驚いたよ。まさか、彼女も同じ高校だったとはね。まあ、あの日以来、口はきいてないけどね。」
「ちょっと待って! 北條さんって、北條すみれさんって、うちのクラスのあの北條さん?」
「そうだよ。」アルバイトの女の人がコーヒーのおかわりを注いでくれた。
「あの北條すみれと僕は付き合っていたんだ。」