劇団「自作自演」





この状況を見た敦くんは、とうとう動き出す。



私と青山くんを喫茶店に呼び出した。



「公演日を明日、12月22日(木)にする。」



「親友、タイトルはどうする?」



青山くんがコーヒーを啜りながら聞いた。



「『紅』と書いて『クレナイ』と読ませよう。もちろん、血の紅だ。」



『紅-クレナイ-』かあ……。




< 264 / 307 >

この作品をシェア

pagetop