劇団「自作自演」
「インパクトのあるシコリを残せ。」
絢爛豪華な教室に、私はどこか和解したような、いや、中和かもしれない。
とにかく、嫌な気がしなかった。
むしろ、心踊った。「おはよう!」が飛び交うこのクラスが壊れていく様を高みの見物と行こうじゃないかといった感じ。
敦くんの言う、「クレイジー」というやつかもしれない。昨晩は明日、遠足に行く小学生のような気持ちで、眠れなかった。