劇団「自作自演」
丁寧は時に人をイライラさせる。
丁寧は時に人の人生でたった一度しか訪れない貴重な時間を割くことになる。
丁寧、丁寧、丁寧……。
そんなの消費者は求めていない。消費者が求めているものは、品物であって、マニュアル通りの接客じゃない。
「スマイル」なんて以ての外。あんなものをメニューに入れる意味がわからない。
だって、お客様に笑顔で接客するのは、当たり前のことだから。
その当たり前の行為を「うちは、お客様の要望がなければそういった行為は一切致しません。」
そういう看板を、あの赤く黄色い「M」は、打ち立てているわけだ。
とんだピエロだ。