幽霊探偵

｢何か僕だけ仲間はずれのようですね｣と加藤が不安そうに衛都を見る

｢実は………｣と衛都が話し出した



｢やっと来やがったねぇ｣と夜

｢来てくださいって書いてあったからなぁ｣と栄二が歯を剥き出しにして笑う

｢そんなに丁寧に書いたかいなぁ｣と夜が歯を剥き出しになって笑う

｢行くぞぉ化け猫｣と言うと栄二の手には刀が握られていた

｢来い。人間｣と栄二に向かって走りだす夜



｢そうでしたかぁ。じゃぁ私達も急がないとヤバイですね｣と加藤は衛都に微笑む

｢すみません。加藤さん。僕の判断のミスです｣と衛都が加藤を見る

｢いいですよ。だって衛都くんはちゃんと僕に話してくださいましたからそれより早く栄二くんを助けに行きましょう｣と加藤の顔が険しくなる

｢はい。｣と衛都ともに事務所から出た


｢死にましたかなぁ｣と夜が血まみれの手を見る

ガサガサ｢栄二｡｣と衛都が草むらから衛都が出た来た