ベル姫様と溺愛ナイト様
「全く……。なにが起こるかわからないな」

「本当ですね」

ぞろぞろ歩く5人組の後ろ。
メロゥとシュシュは、顔を見合わせて笑った。

今日からジェミロの店には、新たな住民が増えた。

「おい先生、ベルを好きになるのだけはやめてくれよな!」

振り向いたレイがそんなことを言い出す。

「なりませんよ、ベルちゃんは妹みたいな感覚ですから」

シュシュはジェミロが好きなのだ。
その妹であるベルは、シュシュにとっても妹的な存在なのだ。
恋愛対象にはならない。

前を歩くレイは安心したように息を吐き、それからまた前を向いた。
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