ベル姫様と溺愛ナイト様
「まぁ驚くよなぁ。
俺も、2人が目の前で消えたのはさすがに驚いた。
しかもバスケットも届けてくれて、どうなってんのかわからん。

先代の女王様とナイト様もすでにおられないからお尋ねすることも出来ないし、お二人は力を使いこなしていて安定してたからな」

「お前が分かんないって言っちまったらどうなるんだよ。
これからベルとレイは」

頬ずえをついてため息を吐くジェミロ。
でも、今のところ害はないですね、と微笑むシュシュ。
う~ん、とメロゥは腕を組んで唸っている。

「取り敢えず今わかってることを……。
そうだ、頭ん中を整理しよう」

メロゥは唸りながらも口を開いた。
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