ベル姫様と溺愛ナイト様
「ああ、この国とは違うな。
って言うか、旅して色んな国行ったけど、あんなウエルカムな国はほかにはないな。
姫を探して旅をしていたから、何か手がかりががないかと行く先々の城を回ったんだけど、本当にあんなに開けた国はない」

他の国は、警備が厳重で接見すら出来なかったり、予約が必要だったり。
フレンドリーに迎え入れてくれてもよそよそしかったりした。
旅をする中で、メロゥとレイはいかに自国の城が開けていたのか知ったのだ。

「俺の感覚では、自国の城に行くのは、近所の公園に行くって感覚だったな。
そうそう、近所の公園で待ってる弟妹と遊ぶ約束してたから行くかなってくらいか?

女王様と先代のナイト様のお考えだったんだろうな。
気さくな方々だったから。

で、レイに剣術教えたり、姫のおままごとや絵本の読書に付き合ったりしてたんだ」
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