ベル姫様と溺愛ナイト様
「メロゥがおままごとに絵本っ!」
吹き出すジェミロとシュシュ。
「おいおい、気になるのはそこかよ」
違うだろ、と笑うメロゥは遠くを見つめ、昔を思い出していた。
絵本を手に、読んで読んで、とねだる可愛い姫。
今日も修行だ、と張り切って剣を振る小さなナイト。
「本当、可愛いかったんだ。
ちっこい2人」
今が可愛くないってわけではない。
兄貴分としては、成長を喜んでいる。
が、レイはすっかり生意気になったし、ベルとは離れ離れになった後、成長を見ないまま、小さな少女からいきなり大人になっている。
メロゥとしても、未だに複雑な気持ちをどこかに抱えている。
吹き出すジェミロとシュシュ。
「おいおい、気になるのはそこかよ」
違うだろ、と笑うメロゥは遠くを見つめ、昔を思い出していた。
絵本を手に、読んで読んで、とねだる可愛い姫。
今日も修行だ、と張り切って剣を振る小さなナイト。
「本当、可愛いかったんだ。
ちっこい2人」
今が可愛くないってわけではない。
兄貴分としては、成長を喜んでいる。
が、レイはすっかり生意気になったし、ベルとは離れ離れになった後、成長を見ないまま、小さな少女からいきなり大人になっている。
メロゥとしても、未だに複雑な気持ちをどこかに抱えている。